Beherit - Engram CD 1900円 フィンランド KVLT
2009年まさかの復活フルアルバム!
初期のドロドロゲロゲロのスタイルは天然のド固まりたったし、後の方はアンビエントだったし、復活はどーなってるんすかね?と思った方もいるでしょうけど、これがガリガリっ!と言う事で、リリース当時話題でしたね
初期のスタイルを踏襲しつつも、ざっくりとした感触はBathoryのBlood Fire Deathみたいな要素を取り入れたと言うと安易すぎますかね?
非常に完成度の高い一枚となっています。
こういうのって意外と、最高なのは初期だけど、よく聴くのはこれ!みたいになったりしますよね
a href="http://dthrash.blog.fc2.com/img/20230506-8mascre.jpg/" target="_blank"img src="https://blog-imgs-163.fc2.com/d/t/h/dthrash/20230506-8mascre.jpg" alt="20230506-8mascre.jpg" border="0" width="450" height="338" //a
a href="https://deathrash.cart.fc2.com/ca4/6238/p-r-s/" target="_blank" title="Masacre - Barbarie y sangre en Memoria de Cristo CD 1800円"Masacre - Barbarie y sangre en Memoria de Cristo CD 1800円
/aコロンビア Hateworks
93年の4曲入りEP (オリジナルは12インチ)にライブを追加したCDです
91年のOla de Violencia 12インチとカップリングでLP再発したやつはA Href="https://deathrash.cart.fc2.com/ca9/6137/p-r-s/" Target="_blank”>こちらをクリック
時期としては1stアルバムReqviemと93年2ndアルバムSacroの中間ですが、この時期がまたMasacreとしては絶妙としか言いようがありません
最初期のボロボロのウルトラメタルから徐々にデスメタル色を強めていくのですが、初期がReqviemで一度最高潮に達したとみると、2ndあたりからやはりちょっと次のステップに進んでいる感じもしますよね?
でもこのミニアルバムは録音や演奏はすでに次のステップかな?いや、クリアだけどまだまだ録音はカルト臭が充満してますね
ペルーのHadezとかに共通するものが強いのも特徴だと思います。まぁそれはお互いにブラジルの方を見ているのもあるかな?
演奏、特にベース、そして楽曲の展開、切り込んでくる奇天烈なボーカルワーク、Reencarnacionとかのウルトラメタルの影響が強くうかがえます!
コロンビア、ウルトラメタル、ノイズメタルファン、絶対聴いてっ! @Metal-Archives
Mayhem - De Mysteriis Dom Sathanas CD 1800円 ノルウェー PHD
説明いる(笑)?
ま、しかし、オリジナルリリースは94年ということで約30年前。
Youtubeに関連ドキュメンタリー動画もあるし、Lord of Chaosの翻訳本や日本語字幕映画がアマプラにあるのを考えると、
そっちを観てもらうのが一番早いんだけど、ボーカリストのDeadが自殺、放火や殺人などでインナーサークルへの加熱する報道と警察の捜査などで遅れていたアルバムで、
ハンガリーTormentorのボーカリスト、アティラを招いてグリーグ・ホールで録音された1stフルアルバムにしてブラックメタルの金字塔です
ベースはギタリストのEuronymousを刺殺したBurzumのVarg、事件後ベーストラックは差し替えられるはずだったが結局そのままリリースされたという音楽以外の部分もイカれた逸話が相当詰まっています
Youtubeのドキュメンタリー動画でグリーグホールのエンジニアさんにインタビューするのが上っていますが、映画Lord of Chaosでの描写とちょっと違っています
映画ではホール内のスタジオというか部屋的なスペースで描写されていますが、ドキュメンタリーではエンジニアさんがホールで録音したとその場所に立って説明しています
ちょっと英語のリスニングが自信無いんだけど、ホールの音響板みたいなのを開いたって言ってたかな?
客席部分にアンプを設置していわゆるアンビエンスを重要視した、と。
レコーディングスタジオというと狭い場所が多いので、公共のホールで天井の高い場所というのは凄い発想です
元々はOld Funeralが使い始めたようだけど、おそらくだけどそれはホールではなく、スタジオ/部屋だったのでは?(それでも広いだろうけど)
単純に比較出来ないけど、日本で言うとサントリーホールとか渋谷公会堂、新国立劇場でブラックメタルを録音しました!みたいな事なんだと思うなぁ
しかも録音の音だけじゃなくて、内容、そしてトリヴィアとか武勇伝の方まであれですしね
全身の毛が全て立つような凄さが充満したモンスターアルバムでっす! @Metal-Archives
Nocturnal - Serpent Death CD 1800円 ドイツ Dying Victims Productions
悪い子はみんな大好き、現代ジャーマンスラッシュの背徳の掟、Nocturnalの2021年4thアルバムでっす!
初期の黒いスラッシュも凄かったし、そして何と言っても2nd、3rdでのTyrannizerさんが素晴らしかったわけですが、
この4thアルバムは新たにInvokerさんが加入して最初のアルバムになるわけです
2nd、3rdでのTyrannizerさんが歌の面も見た目の面もあれだけ存在感があったわけですから、さてどうなってるのか?と思った方も少なくなかったと思いますが、
全然心配入りませんでしたね
これだけ徹頭徹尾、鋼鉄なジャーマンスラッシュな訳ですからっ!
なんだかむしろアンダーグラウンド感がましているような気もします @Metal-Archives
Sepultura - Morbid Visions / Bestial Devastation CD 1800円 ブラジル Roadrunner Records
まともなスラッシャーはAriseあたりが頂点で、Chaos A.D.あたりまで?
それ以降が好きという人とはメタルの話は出来ませんね(笑)
個人的にはSchizophreniaもBeneath the Remainsも、そしてAriseも全然好きじゃないのでSepultiraはBestial DevastationとMorbid Visionsだけ!
というわけで、これはその2つの音源をカップリングしたCDです
Bestial Devastationは85年、Overdoseとのsplit LPとしてリリースされたもので、あのCogumeloの最初のリリースでもありまっす!
音源は残していないけど、この録音より前はボーカルがSarcofagoのAntichrist Wargnerだった、ということで合っていますでしょうか?
Venom、Motorhead、Sodom、Kreator、Judas Priest、そしてKaaosやTerveet Kadet、Olho Seco、Ratos de Poraoなどのハードコアを聴いて、とにかく速く、とにかく重く、そして邪悪に!とやったのがこれなんだと思います
続く86年の1stアルバムMorbid Visionsも金字塔ですね!ウルグアイのPheretrumなどもこれを参考にしています
とにかく押せ押せの汚いデスラッシュで、これがSepulturaですよ!
コロンビアのバンドや、例えばGoat Semenなんかでも改めてこれを聴くとその影響の強さが伺えます
ド名盤!! @Metal-Archives
Sodom - Demonized CD 1800円 ドイツ Floga records
こういうのが正規再発されるというのは凄い世の中になりましたね
昔は商業誌を中心にしちゃうとこういうのはゴミ扱いでしたが、ファンジンなどではちゃんと評価されていたし、
当時の東京のシーンを知る人に聞くと、雑誌にどう書かれても別にみんな普通に聴いてたよ、という事らしいです
しかし、それもあくまでIn the Sign of Evil以降の話で、これに収録されている83年のWitching Metalデモ、84年のVictims of Deathデモということになると、
その後のテープトレードでもそんなに出回っていたものでもないように思います
VenomやMotorheadがその源流なんだろうけど、当然それに類するようなその当時最強/最凶なバンドは参考にしていたでしょうね
個人的にはGBHとかExploited、Dischargeなどからの影響がどれくらいあるのか興味がある部分です
あと当時、普通にでもテープとして売っていたのか、そうならどの程度売れたのか、もしくは配ったものなのか、ですよね
過去にブートにもなっていましたが、これはオフィシャルなので音質的にも決定版と言っていいでしょう!
In the Sign of Evilとかを聴いていてもこれは衝撃、Victims of Deathに至ってはもうウルトラメタル!
聴かずに死ねるかっ! @Metal-Archives
Varathron - Patriarchs Of Evil CD 1800円 ギリシャ Agonia Records
2018年6thアルバム!
2023年5月現在でこれがフルアルバムとしては最新作です
これも相当凄い!
デカめの音響のいい会場でライブ体験してみたいですね
Satyriconがオペラコーラスとやっているビデオがありますが、ああいう会場で演奏させたら凄いでしょう!
もっとメジャーっぽいバンドがやる間違いは、こうなると録音がすごくオーバープロデュースになって、ドラムって本来そういう音か?みたいだったり、
はいはい、上手い上手いと嫌味を言いたくなるようなどのバンドも一緒じゃん?というボーカルだったりするんですが、
これは違います
クリアかつパワフルだけど一連の流れを踏まえた音作りだし、ボーカルもちゃんと自分の声とかスタイルをキープしています
オススメ! @Metal-Archives
Varathron - The Lament Of Gods CD 1900円 ギリシャ Vic Records
99年、Mercyful Fateのカバー(しかも、Nun Have No Fun)を含む6曲入りミニアルバム!
1曲目からメッチャギリシャ!
若い頃はキーボードとか鬱陶しいわ!とか思ったけど、おさーんになるとこれの良さがわかりますね!
しかしキーボードとかダルダルな部分に気を取られていたらエラいことになりますよ
ドラムのぶっ叩き感、ボーカルの咆哮、ギターのエッジ、そしてアートワークや世界観、どれも殺傷力相当高いでっす! @Metal-Archives
Whiplash - Messages In Blood CD 1800円 アメリカ Back on Black
84年のThundertruckデモ、85年のLooking Death in the Faceデモ、そして85年のライブを多数収録した親切盤!!
86年の1stアルバムPower and Painや、87年の2ndアルバムTicket to Mayhemはみんな擦り切れて2枚目3枚目買ってると思うけど、
こういうデモのオフィシャル再発は音質的にこれが一番てっぺんなんだろうということで納得出来るのが最高にいいですよね
しかし、このデモの80’sアメリカンな録音、絶妙なアメハーを思わせる部分と完全に硬派なヘヴィメタルのクロスオーバーがたまらんというか、驚異的ですよね!
この時期、こういうバンドがおそらくたくさんいたんでしょう、もちろんそれは数ヶ月程度の差でもっとスラッシュになったり、もっとハイトーンになったりと別の道を進んだんでしょうね
世界各国の汚いスラッシュということで掘っていくと必ずぶち当たるこのWhiplashですが、ここからクロスオーバーでもアメハーでも世界が広がっていけるのが最高にたまらんです!
1st、2nd、そしてこのデモ音源、完全必聴でっす! @Metal-Archives
Emperor - In the Nightside Eclipse CD (Paper Sleeve) 1800円 ノルウェー Candlelight/Spinefarm Records
94年リリースの1stフルアルバム!
2ndのAnthems〜も名盤だけど、ボーカルとか演奏が上手くなってるし、音も最高になってるからね〜
頭のおかしい私たちが好きな初期Emperorはここで一度最高潮に達していますね
このアルバムみたいにやろうとしているバンドも多いんだろうけど、そういうバンドはこのアルバムの私たちと違う部分が好きなんだろうなぁ
レーベルではデジスリーブ、データベースではPaper Sleeveとなってるけど要するに紙ジャケット、でも日本のメジャーレーベルみたいな厚いのではなく、そういうのと比べるとちょっと薄手の感触です
このバージョンはボーナストラックとして94年のAs The Shadow Rise 7’EPの3曲を追加収録しておりまっす! @Metal-Archives
Rotting Christ - Passage To Arcturo デジパックCD 1800円 ギリシャ Season of Mist
オリジナルは91年リリースの12インチ/ミニアルバムなんですが、再発も何度もされていてボーナストラックとかが微妙に違いますね
これは本編の他にDawn of the Iconoclast EP (’92)の音源とSatanas te Deum Demo (’89)から1曲で、合計8曲入りとなっています
初期のグラインドの影響スタイルからいよいよ本格的にザ・ギリシャ!という感じになっている作品ですね
これの前のSatanas TedeumやMonumentumとのsplitでもそうなっていますが、こっからいよいよなのはそうですね
個人的にはAmebixとかそういうバンドからの影響なんだろうと考えるけど、そういう意味ではやはり度が過ぎていて、
明らかに独自の世界観となっています
Amebix、Anti-Sect、Deviated InstinctなどからProphecy of Doomまで行っちゃうとそこからRotting Christはもう完全にお隣さん状態です
そっちを聴いていなくて、こっち側からの人は逆を辿ると面白いでしょう!
でも、これを改めて聴くと南米のギリシャみたいというのは別次元のダルダルさがありますね(笑)
ま、ちょっと名盤かつ基本アイテムすぎるので余談ばっかりになっちゃいましたが、一家に一枚以上(色んなバージョンでね)の大名盤でっす! @Metal-Archives
Darkthrone - Eternal Hails LP 2800円
ノルウェー Peaceville
2021年19thアルバム!
ブラックメタルを代表するバンドの一つですが、さすがにアルバムを20枚も出していると時期によってスタイルが若干違っていますね
最初期のテクニカルデスメタルからプリミティヴなブラックメタルスタイルに変わって名盤3部作、その後はCeltic Frostの影響を色濃く出しながら徐々にメタルパンク的色合いを出し、以降ヘヴィメタルルーツを曝け出しながらもCeltic Frostな基本を押さえ、独自のスタイルを確率しましたね
こうなると比較対象はもはやブラック・サバスとかアイアン・メイデンも名前を出したいですよね
それは音楽性云々ではなく、サバスやメイデンも各時期で微妙に音楽性の変化はありますが、発表時は世間を驚かせたような変化球的アルバムもそれぞれが当然ハイクオリティでいい仕事してるんですよね
Darkthroneはその2バンドほど大きな音声の変化はないものの、やはり例えばUnderground Resistanceみたいなクリーンボイスというかハイトーンでトラディショナルメタルっぽいものはやはり衝撃でしたよね、今後はこれでいくのか?みたいな(笑)
さて、この19作目のEternal Hailsですが、メタルパンク臭さはなく、かといってトラディショナルなメタルな感じもなく、シンプルなDarkthrone節といった魅力が詰まっていますね
正直、その20枚の中で比べると地味かな?例えば20枚の中でこれが一番好きという人も相当珍しいでしょうし(笑)
でも、親父の説教やいい酒、そしてこういうシビーやつは後から効いてくるので要注意でっす!
ジャケットもかっこいいので、CDだけでなくLPでも持っていたいやつです。
@Metal-Archives
Autopsy - Mental Funeral CD (3 bonus tracks) 1800円
アメリカ Peaceville Records
1991年の大名盤2ndアルバム!
発表から30年以上経った今でもこのアルバムの残虐性は非常に新鮮です!
@Metal-Archives
Beherit - Engram CD 1900円
フィンランド KVLT
2009年まさかの復活フルアルバム!
初期のドロドロゲロゲロのスタイルは天然のド固まりたったし、後の方はアンビエントだったし、復活はどーなってるんすかね?と思った方もいるでしょうけど、これがガリガリっ!と言う事で、リリース当時話題でしたね
初期のスタイルを踏襲しつつも、ざっくりとした感触はBathoryのBlood Fire Deathみたいな要素を取り入れたと言うと安易すぎますかね?
非常に完成度の高い一枚となっています。
こういうのって意外と、最高なのは初期だけど、よく聴くのはこれ!みたいになったりしますよね
a href="http://dthrash.blog.fc2.com/img/20230506-8mascre.jpg/" target="_blank"img src="https://blog-imgs-163.fc2.com/d/t/h/dthrash/20230506-8mascre.jpg" alt="20230506-8mascre.jpg" border="0" width="450" height="338" //a
a href="https://deathrash.cart.fc2.com/ca4/6238/p-r-s/" target="_blank" title="Masacre - Barbarie y sangre en Memoria de Cristo CD 1800円"Masacre - Barbarie y sangre en Memoria de Cristo CD 1800円
/aコロンビア Hateworks
93年の4曲入りEP (オリジナルは12インチ)にライブを追加したCDです
91年のOla de Violencia 12インチとカップリングでLP再発したやつはA Href="https://deathrash.cart.fc2.com/ca9/6137/p-r-s/" Target="_blank”>こちらをクリック
時期としては1stアルバムReqviemと93年2ndアルバムSacroの中間ですが、この時期がまたMasacreとしては絶妙としか言いようがありません
最初期のボロボロのウルトラメタルから徐々にデスメタル色を強めていくのですが、初期がReqviemで一度最高潮に達したとみると、2ndあたりからやはりちょっと次のステップに進んでいる感じもしますよね?
でもこのミニアルバムは録音や演奏はすでに次のステップかな?いや、クリアだけどまだまだ録音はカルト臭が充満してますね
ペルーのHadezとかに共通するものが強いのも特徴だと思います。まぁそれはお互いにブラジルの方を見ているのもあるかな?
演奏、特にベース、そして楽曲の展開、切り込んでくる奇天烈なボーカルワーク、Reencarnacionとかのウルトラメタルの影響が強くうかがえます!
コロンビア、ウルトラメタル、ノイズメタルファン、絶対聴いてっ!
@Metal-Archives
Mayhem - De Mysteriis Dom Sathanas CD 1800円
ノルウェー PHD
説明いる(笑)?
ま、しかし、オリジナルリリースは94年ということで約30年前。
Youtubeに関連ドキュメンタリー動画もあるし、Lord of Chaosの翻訳本や日本語字幕映画がアマプラにあるのを考えると、
そっちを観てもらうのが一番早いんだけど、ボーカリストのDeadが自殺、放火や殺人などでインナーサークルへの加熱する報道と警察の捜査などで遅れていたアルバムで、
ハンガリーTormentorのボーカリスト、アティラを招いてグリーグ・ホールで録音された1stフルアルバムにしてブラックメタルの金字塔です
ベースはギタリストのEuronymousを刺殺したBurzumのVarg、事件後ベーストラックは差し替えられるはずだったが結局そのままリリースされたという音楽以外の部分もイカれた逸話が相当詰まっています
Youtubeのドキュメンタリー動画でグリーグホールのエンジニアさんにインタビューするのが上っていますが、映画Lord of Chaosでの描写とちょっと違っています
映画ではホール内のスタジオというか部屋的なスペースで描写されていますが、ドキュメンタリーではエンジニアさんがホールで録音したとその場所に立って説明しています
ちょっと英語のリスニングが自信無いんだけど、ホールの音響板みたいなのを開いたって言ってたかな?
客席部分にアンプを設置していわゆるアンビエンスを重要視した、と。
レコーディングスタジオというと狭い場所が多いので、公共のホールで天井の高い場所というのは凄い発想です
元々はOld Funeralが使い始めたようだけど、おそらくだけどそれはホールではなく、スタジオ/部屋だったのでは?(それでも広いだろうけど)
単純に比較出来ないけど、日本で言うとサントリーホールとか渋谷公会堂、新国立劇場でブラックメタルを録音しました!みたいな事なんだと思うなぁ
しかも録音の音だけじゃなくて、内容、そしてトリヴィアとか武勇伝の方まであれですしね
全身の毛が全て立つような凄さが充満したモンスターアルバムでっす!
@Metal-Archives
Nocturnal - Serpent Death CD 1800円
ドイツ Dying Victims Productions
悪い子はみんな大好き、現代ジャーマンスラッシュの背徳の掟、Nocturnalの2021年4thアルバムでっす!
初期の黒いスラッシュも凄かったし、そして何と言っても2nd、3rdでのTyrannizerさんが素晴らしかったわけですが、
この4thアルバムは新たにInvokerさんが加入して最初のアルバムになるわけです
2nd、3rdでのTyrannizerさんが歌の面も見た目の面もあれだけ存在感があったわけですから、さてどうなってるのか?と思った方も少なくなかったと思いますが、
全然心配入りませんでしたね
これだけ徹頭徹尾、鋼鉄なジャーマンスラッシュな訳ですからっ!
なんだかむしろアンダーグラウンド感がましているような気もします
@Metal-Archives
Pentagram Chile - The Malefice CD 1800円
チリ Cyclone Empire
チリペンというらしいですが、私にとってPentagramはチリなので、一瞬どして?となりますが、アメリカの大御所とごっちゃにならないためなのかな?
87年のChainsaw Murderからの7インチがウルトラ名盤すぎて、聴くたびにジュワッとしちゃいますが、
このアルバムがこれまたゴイスー!なんですよ
活動がもう時期40年になろうとしていますが、何と2013年のこれが唯一のフルアルバム!
そりゃちょっと殺生ですよ!
でも、これが内容すごいんですわ!
タイトというか超硬質な演奏、焦らして捻ってツボをつきまくる楽曲、これが素晴らしい!
比較対象はTriptykonとか再結成Amebixとかでしょうか?
ドラムはこのアルバムの時期からSadismもやっているメンバーに変わっているようです
時折ねじ込んでくる3拍子というのもあのEPを愛している私たちのツボを大変ここえていらっしゃる!
悶絶!!
@Metal-Archives
Sepultura - Morbid Visions / Bestial Devastation CD 1800円
ブラジル Roadrunner Records
まともなスラッシャーはAriseあたりが頂点で、Chaos A.D.あたりまで?
それ以降が好きという人とはメタルの話は出来ませんね(笑)
個人的にはSchizophreniaもBeneath the Remainsも、そしてAriseも全然好きじゃないのでSepultiraはBestial DevastationとMorbid Visionsだけ!
というわけで、これはその2つの音源をカップリングしたCDです
Bestial Devastationは85年、Overdoseとのsplit LPとしてリリースされたもので、あのCogumeloの最初のリリースでもありまっす!
音源は残していないけど、この録音より前はボーカルがSarcofagoのAntichrist Wargnerだった、ということで合っていますでしょうか?
Venom、Motorhead、Sodom、Kreator、Judas Priest、そしてKaaosやTerveet Kadet、Olho Seco、Ratos de Poraoなどのハードコアを聴いて、とにかく速く、とにかく重く、そして邪悪に!とやったのがこれなんだと思います
続く86年の1stアルバムMorbid Visionsも金字塔ですね!ウルグアイのPheretrumなどもこれを参考にしています
とにかく押せ押せの汚いデスラッシュで、これがSepulturaですよ!
コロンビアのバンドや、例えばGoat Semenなんかでも改めてこれを聴くとその影響の強さが伺えます
ド名盤!!
@Metal-Archives
Sodom - Demonized CD 1800円
ドイツ Floga records
こういうのが正規再発されるというのは凄い世の中になりましたね
昔は商業誌を中心にしちゃうとこういうのはゴミ扱いでしたが、ファンジンなどではちゃんと評価されていたし、
当時の東京のシーンを知る人に聞くと、雑誌にどう書かれても別にみんな普通に聴いてたよ、という事らしいです
しかし、それもあくまでIn the Sign of Evil以降の話で、これに収録されている83年のWitching Metalデモ、84年のVictims of Deathデモということになると、
その後のテープトレードでもそんなに出回っていたものでもないように思います
VenomやMotorheadがその源流なんだろうけど、当然それに類するようなその当時最強/最凶なバンドは参考にしていたでしょうね
個人的にはGBHとかExploited、Dischargeなどからの影響がどれくらいあるのか興味がある部分です
あと当時、普通にでもテープとして売っていたのか、そうならどの程度売れたのか、もしくは配ったものなのか、ですよね
過去にブートにもなっていましたが、これはオフィシャルなので音質的にも決定版と言っていいでしょう!
In the Sign of Evilとかを聴いていてもこれは衝撃、Victims of Deathに至ってはもうウルトラメタル!
聴かずに死ねるかっ!
@Metal-Archives
Varathron - Crowsreign CD 1800円
ギリシャ Floga records
2004年3rdアルバム!
1曲目でマヂ、これは度肝抜かれますねっ!
Spirogyra(UK)みたいじゃないですか、これ!?
続く曲ではトラディショナルメタルなギターハーモニーから一気に邪悪な展開にドーン!
コンセプトアルバムとかアヴァンギャルドとかというよりも戯曲とか叙事詩といった方がピッタリくるような目眩く独自の世界観!
近いのはやはりSighとかですね?
でもやはりSighはSighで、VarathronはVarathronなので、それぞれ順を追って聴くとそれぞれそのアルバムで効き目が違います
ボーカルの人が中心っぽいので、ボーカルの人の世界観なのでしょうか?
全然説明出来ないけど、とにかく凄い!しか思いつきません
プログレっぽくするためにシンセ入れて変拍子入れてみましたというフリだけとは1億光年の違いがあります
変拍子みたいなのは入っていないし、仮にこれをプログレのような感じで聴いたとしてもかなり異端でしょう
ハードルは低くありませんが、絶対にトライしてみるべきバンドです!
@Metal-Archives
Varathron - Patriarchs Of Evil CD 1800円
ギリシャ Agonia Records
2018年6thアルバム!
2023年5月現在でこれがフルアルバムとしては最新作です
これも相当凄い!
デカめの音響のいい会場でライブ体験してみたいですね
Satyriconがオペラコーラスとやっているビデオがありますが、ああいう会場で演奏させたら凄いでしょう!
もっとメジャーっぽいバンドがやる間違いは、こうなると録音がすごくオーバープロデュースになって、ドラムって本来そういう音か?みたいだったり、
はいはい、上手い上手いと嫌味を言いたくなるようなどのバンドも一緒じゃん?というボーカルだったりするんですが、
これは違います
クリアかつパワフルだけど一連の流れを踏まえた音作りだし、ボーカルもちゃんと自分の声とかスタイルをキープしています
オススメ!
@Metal-Archives
Varathron - The Lament Of Gods CD 1900円
ギリシャ Vic Records
99年、Mercyful Fateのカバー(しかも、Nun Have No Fun)を含む6曲入りミニアルバム!
1曲目からメッチャギリシャ!
若い頃はキーボードとか鬱陶しいわ!とか思ったけど、おさーんになるとこれの良さがわかりますね!
しかしキーボードとかダルダルな部分に気を取られていたらエラいことになりますよ
ドラムのぶっ叩き感、ボーカルの咆哮、ギターのエッジ、そしてアートワークや世界観、どれも殺傷力相当高いでっす!
@Metal-Archives
Whiplash - Messages In Blood CD 1800円
アメリカ Back on Black
84年のThundertruckデモ、85年のLooking Death in the Faceデモ、そして85年のライブを多数収録した親切盤!!
86年の1stアルバムPower and Painや、87年の2ndアルバムTicket to Mayhemはみんな擦り切れて2枚目3枚目買ってると思うけど、
こういうデモのオフィシャル再発は音質的にこれが一番てっぺんなんだろうということで納得出来るのが最高にいいですよね
しかし、このデモの80’sアメリカンな録音、絶妙なアメハーを思わせる部分と完全に硬派なヘヴィメタルのクロスオーバーがたまらんというか、驚異的ですよね!
この時期、こういうバンドがおそらくたくさんいたんでしょう、もちろんそれは数ヶ月程度の差でもっとスラッシュになったり、もっとハイトーンになったりと別の道を進んだんでしょうね
世界各国の汚いスラッシュということで掘っていくと必ずぶち当たるこのWhiplashですが、ここからクロスオーバーでもアメハーでも世界が広がっていけるのが最高にたまらんです!
1st、2nd、そしてこのデモ音源、完全必聴でっす!
@Metal-Archives
Emperor - In the Nightside Eclipse CD (Paper Sleeve) 1800円
ノルウェー Candlelight/Spinefarm Records
94年リリースの1stフルアルバム!
2ndのAnthems〜も名盤だけど、ボーカルとか演奏が上手くなってるし、音も最高になってるからね〜
頭のおかしい私たちが好きな初期Emperorはここで一度最高潮に達していますね
このアルバムみたいにやろうとしているバンドも多いんだろうけど、そういうバンドはこのアルバムの私たちと違う部分が好きなんだろうなぁ
レーベルではデジスリーブ、データベースではPaper Sleeveとなってるけど要するに紙ジャケット、でも日本のメジャーレーベルみたいな厚いのではなく、そういうのと比べるとちょっと薄手の感触です
このバージョンはボーナストラックとして94年のAs The Shadow Rise 7’EPの3曲を追加収録しておりまっす!
@Metal-Archives
Rotting Christ - Passage To Arcturo デジパックCD 1800円
ギリシャ Season of Mist
オリジナルは91年リリースの12インチ/ミニアルバムなんですが、再発も何度もされていてボーナストラックとかが微妙に違いますね
これは本編の他にDawn of the Iconoclast EP (’92)の音源とSatanas te Deum Demo (’89)から1曲で、合計8曲入りとなっています
初期のグラインドの影響スタイルからいよいよ本格的にザ・ギリシャ!という感じになっている作品ですね
これの前のSatanas TedeumやMonumentumとのsplitでもそうなっていますが、こっからいよいよなのはそうですね
個人的にはAmebixとかそういうバンドからの影響なんだろうと考えるけど、そういう意味ではやはり度が過ぎていて、
明らかに独自の世界観となっています
Amebix、Anti-Sect、Deviated InstinctなどからProphecy of Doomまで行っちゃうとそこからRotting Christはもう完全にお隣さん状態です
そっちを聴いていなくて、こっち側からの人は逆を辿ると面白いでしょう!
でも、これを改めて聴くと南米のギリシャみたいというのは別次元のダルダルさがありますね(笑)
ま、ちょっと名盤かつ基本アイテムすぎるので余談ばっかりになっちゃいましたが、一家に一枚以上(色んなバージョンでね)の大名盤でっす!
@Metal-Archives
Angelcorpse - Exterminate CD 1800円
アメリカ Osmose Productions
1998年2ndアルバム!
基本は1stと同じザラッザラのブラック・デスラッシュですが、アンサンブルとして僅かに幅が広がった印象ですが、1曲だけギターがゲスト参加しているのを除くと、基本的にはトリオなんですよね〜。
確かに余計な音は入っていないけど、とりおでここまでカチッと聴かせるのはさすがとしか言いようがありません。
@Metal-Archives
Angelcorpse - The Inexorable CD 1800円
アメリカ Osmose Productions
1999年3rdアルバム!
このアルバムからドラムがTony Laureanoに交代。
僅かにスピード感が増した感じがします。
レコーディングも基本は同じだけど、ミックスの具合なのかマスタリングの具合なのか、ちょっと全体が前に出ています。
音楽的にはもう別にコメントすることが無いというか、相変わらずのガリッガリのザラッザラ!!
勝手な推測ですが、Impietyはここら辺のAngelcorpseの影響をKaos Kommand696以降で昇華させているのだと思います。
@Metal-Archives